詩はおどる

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今、2009年11月18日午前9時24分現在、とても事務所内がマニキュアくさいです。というのも三倉の個展「詩はおどる」が20日から京都のmizucaさんで開催される準備を事務所でやっているからで、作品に大量にマニキュアが使われているからです。この人はまあいつもギリギリにならないと動かない、武田信玄のような人ですが、よい文章を書きます。それにセンスもいいのです。いつも思いつきで発言しているとは思うのですが、けっこうな確率でよいことをいうのです。にくいやつです。コツコツ積み上げタイプの僕とはまあ間逆です(センスという意味です。ギリギリにならないと動かないのは同じ)。12月4日から3日間限定で行う、鞄作家浜七重さんの鞄受注会の紹介文もステキでしたので、チラシが刷り上がる前にご紹介します。

マリーナのランデブー

その日
台所の白い壁に絵を一枚飾った
花を買って帰ろうと思った
本棚を眺めてみた
ひとつひとつを
気に留めてみようとした

黄金色の日差しが漂う
小さなアトリエには
足もとを流れる音楽に
重なり合う時間のいくつもが
緩やかな襞となって
低く腰掛けた私を包み込んだ

そっと手渡された思いが
彼女の指先に宿る
黄昏時
この場所を後にしたら
彼女にゆだねよう
私の日常から生まれる
ひとつひとつを
いつか抱えているであろう
私のひとつひとつを

ちょっとずつ、新しい本が入ってきたり、入ってきそうだったりしています。またあらためてご紹介します。

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