アイデン&ティティー

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朝から取材。beyerではなく僕個人の取材です。すごい! っていうか、いいんですか? ってかんじだったけど、思ってることをとにかく思いつくままに、宮本浩次スタイルで話しました。でもインタビュアーの方が上手く話を持っていってくれたので、まだマシだったような気もします。 ひどいのは自分が聞く時です。福田紀子さんや有果里さんに、作品のことや制作時の気持などをお知らせのチラシを作る時に載せる文章用に伺ったのですが、聞く→自分の思うことを言う、という普通のキャッチボールをしてしまって、上手いこと引き出せないのです。しかも自分のことに置き換える作業が入るので、さらに会話は訳のわからない状態になります。で、文章を書く段になると、うーんなんだっけ、となってしまい、時間がかかってしまうのです。

有果里展 そうして時間をかけすぎてしまった有果里さんのお知らせが出来上がりました。デザイン・撮影/beyer装丁室。1週間くらい、ずっと有果里さんのことを考えていました。早いところでは明後日くらいから手に取っていただけると思います。もちろんバイエルでも明後日から店頭に並びます(火曜日は休みのため)。しかし、先日の哭きナイトのチラシに続いて、またも誤植が…なんと開催日時を間違っています!!
11月30日(月)まで、となっているのですが、21日(土)の間違いです。有果里さんにはご迷惑をかけっぱなしです。本当に申し訳ありません!!

twitterのお知らせページで、漫画バーやりたいです、と書いたら、こちらの方から「10代の息子たちにオススメの漫画を教えてください」というコメントをいただきました。オススメ漫画…とても140文字では書ききれず、ここでちょっと書いてみようと思います。しかし僕が読んでいる漫画は結構王道なのです。あまり役に立つとは思えないのですが…まあとりあえず。

  • キャプテン
  • ちばてつやの実弟、故ちばあきお先生の野球漫画の名作。僕が初めて読んだのは10代ではなく0代でしたが、しっかり読んだのは10代中頃でした。ひたすら野球の漫画で、今のスポーツ漫画にありがちのとってつけたような感動のシーンはないのですが、ひたむきに野球をする姿は是非10代の頃に読んでてもらいたいです!ちょうど今完全版が刊行中です。最初の主人公谷口君の高校時代を描いたプレイボールもぜひ。

  • アイデン&ティティ―24歳/27歳
  • 映画にもなりました。これを読んだのは10代後半で、毎月ガロが出るのが楽しみで仕方なかった。たぶん10代って、何をやったらいいんやろう、とか人生の目標とか、そういうことで悩むことがほとんどだと思うのですが(恋愛以外)、そうした自我をますます混乱させる1冊。でもきっと20代も終わりになった頃に、ああこういうことだったのか! と思う時が必ずくるので、早めに読んでおいてもらいたいです。やらなきゃならないことをやるだけさ。だからうまくいくんだよ♪ 映画の峯田さん(銀杏BOYZ)もすごくいいです。

  • 青い車
  • これも映画になりました。観てないけど。青春漫画の金字塔、と僕は勝手に思ってます。10代後半〜20代前半の頃は、知り合いの誕生日の度にあげまくって、何冊買ったかしれません。よしもとよしともの短編集ですが「オレンジ」という話があって、これがいいのですが、高校生の頃に読むのは危険かも。学校とか辞めてしまうかもしれません。でも10代で読んでもらいたいなあ。

  • Pink
  • 岡崎京子、どうなってしまったのかなあ。思えばこれを母親が買ってきて読まされたのがすべてのきっかけかもしれません。男子とはいえ女性漫画も読んでおかねばなりません。リバースエッジもいいけど、個人的にはこっちのほうがいいです。19くらいになったら、東京ガールズブラボーも読んでもらいたいです。唇から散弾銃も。

  • キーチ!!
  • 新井英樹作品にも早めに触れておく必要があります。といってもワールドイズマインは刺激がちょっと強すぎるので、キーチくらいからがいいでしょう。会社に行き始めたら、ワールドイズマインと宮本から君へをオススメします。

  • ご近所物語
  • こんな格好いい高校時代を過ごしたかったなあ! と大学生の時に読んで激しく後悔しましたので、中学校2年生くらいまでに読んでおくことをオススメいたします。漫画って、何かを志すいいきっかけになるんですよね。僕の場合は完全に漫画で人生が決まってしまっていて、その辺は、Fantastic Somethingという詩集に詩を書かせていただいているので、そちらをご覧になってください。

  • 藤子・F・不二雄作品全般
  • 今全集が刊行中ですので、これを機に是非。置き場所が大変ですが。特にSF短編集を読んでいただきたいです。ものの見方・考え方が変わります。あと涙もろく、情に厚い子になること間違いなしです。それでいて、いざというときは勇気を振り絞れる子。そこは僕もまだ現在進行形で努力中です。

  • まんが道
  • これも読んだのは0代でしたが、20年以上たった今も読み返します。とにかく漫画を描いているだけで、これといって波瀾もおこらず(1カ所すごい波瀾はありますが)、今の刺激の強い漫画やドラマに比べると、退屈かもしれませんが、コツコツとがんばっている人を見る機会も結構なかったりしますので、くじけそうになった時に思い出せば、逆境も乗り切れる子になるはずです。

  • オーバードライヴ
  • なんだか昔の漫画ばっかりやなーということで、最近の漫画も入れておきます。自転車競技の漫画です。自転車競技を僕がやっていたので、面白かったというのもあったりするのですが、とても感動しました。きっと高校生の自転車競技志望者が少しは増えたような気がします。主人公たちが天才肌なのがわりと気になりますが、正統派で面白い。最近読んだ正統派漫画の中では、かなり面白かったです。あ、あとフープメン も面白かったけど、打ち切りで悲しかったなあ。登場人物、構成などはまんまスラムダンクです。

  • GIANT KILLING
  • 最後に今一番楽しみな漫画を。終わってないので、入れるか悩んだけど、やっぱり入れておきます。これに比べたらキャプテン翼は粘土細工やなー。異論は認めます。

いくらでも出てきます。スラムダンクやバガボンドはもちろん、Fとかも読んでもらいたいし、松本大洋、やまだないと、南Q太、魚喃キリコ、最近では小玉ユキやねむようこなどのオシャレ路線もきっと大人になってから役に立つはずです。しかし今回は10代のもっとも重要なテーマであろう「自己同一性」をテーマに選んでみました。そうした意味で、楳図かずおとか荒木飛呂彦とか、あと恋愛系の作品もはずしました。これを忘れてるやろうが! とかご意見いただけましたらうれしいです。

コメント(2)

yuki :

『俺節』が入ってない。そしていましろたかしも……。
全く役に立たない“大人”になる可能性があるが。

ゆうた :

お母さんから聞いてよみました。鈴川の息子ゆうたです。
たくさんの種類の本を教えてくれて有難うございました。
さっそくお母さんがキャプテンの1巻を買ってくれました。
早く2巻目も買ってほしいです。でも、今度のテストでいい点数を取れたら...ということになりました。頑張ります。

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このページは、beyerが2009年10月19日 19:03に書いたブログ記事です。

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